学生の声

個人から社会のニーズに応える看護


看護学専攻 3年
石井 咲乃 さん
   私は助産師を目指し、将来は地元の新潟県で働きたいと考えています。

 現在、全国的に少子高齢化が進み、新潟県においても深刻な問題になってきています。私はこのように変化していく社会の医療ニーズに応えられる看護職者、なかでも『女性の一生を支え、母子へのハイリスク出産の対応や産後ケアを十分に提供できる助産師』になりたいと考えています。そのため地域医療に貢献する人材育成に力を入れ、さらに看護師だけでなく、保健師や助産師の国家試験受験資格を得られる新潟大学に入学しました。

 新潟大学では、経験豊富な教員による講義や演習、また実習を通して専門知識や技術、コミュニケーション能力を身に付けることができます。加えて、患者さんの身体・心理・社会的側面から患者さんの全体像を把握するなどの多角的視点の重要性について学び、習得することができます。

 一年を振り返り、ある教養科目では,看護の専門分野だけでなく、普段詳しく学習することがない他の医療職の役割やチーム医療について学ぶ貴重な機会となりました。また、実習を通して患者さんに対しての実践的なケアや関心を向けて知りたいという思い、気持ちに寄り添ってこころからコミュニケーションをとることの大切さを学びました。

 今後は大学で専門的知識や技術などを学ぶことに加え、サークル活動やアルバイトも充実させたいと思います。より多くの人と関わり、様々な考え方や価値観に触れることで、将来患者さんや他の医療職者と円滑な関係を築く為の柔軟性や協調性を身に付けていきたいと思います。