2025年6月24日(火)

2024年度修了生が第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会で優秀演題賞を受賞!

2024年度の大学院保健学研究科博士前期課程(看護学分野)修了生・松本こずえさん(現・株式会社 ドットライフ)が、在学時の研究を、第16回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会(2025年6月20-22日、札幌)で発表し、優秀演題賞を受賞しました!
受賞した研究題目は「気候変動とその健康影響に関する日本の看護職者の認識と取組み」。
地球温暖化などの気象変動とその健康影響に関して、保健医療職者も正しい知識を持ち専門職者としての認識を持って行動をとることの重要性を念頭に置いて、保健医療職者の最大職種である看護職者を対象として行った横断的量的記述的研究です。全国看護職者1,200名を対象者としたウェブ調査で、日本では初めての研究です。
調査の結果に基づいて、看護職者は気候変動の認識はあるものの、気候変動の健康への影響、保健医療の環境への影響という理解は十分ではないこと、気候変動の要因となる環境への影響を考慮した取組みは限定的で、行動化に向けた能力不足や他の優先課題が障壁と認識していたことを指摘しました。

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