2022年3月11日(金)

サルには単語を頭の中で綴る能力がある:言語の起源の探究と言語機能の解明に道筋

 ヒトの言語の普遍的な特徴の一つに、ある物を表す「単語」が、いくつかの無意味な「文字」の組み合わせでできていることがあります。保健学科の飯島淳彦教授(工学部を兼任)は本学大学院医歯学総合研究科の研究グループと共同で、マカクザルにも、無意味な図形文字を頭の中で綴って物の意味を表す能力があることを実証しました。この結果は、文字言語に進化した前駆的な能力の起源が人間とマカクザルとの共通の祖先にもあることを示唆し、言語の進化の過程と小児の言語発達や言語獲得のメカニズムを理解する上でも重要な発見です。本研究の成果は、2022年3月4日にScientific Reportsに掲載されました。

詳細については、
https://www.niigata-u.ac.jp/news/2022/109946/
をご覧下さい。
 

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