2021年6月8日(火)

検査技術科学分野の大学院生らが、乳児用飲料物を哺乳瓶用人工乳首を使って飲むと、1万個レベルの口腔細菌が流入することを実証しました

検査技術科学分野の大学院生(涌井杏奈さん、佐野拓人さん、河内美帆さん)および佐藤拓一教授らの研究グループは、乳児用飲料物(液体ミルクなど)を哺乳瓶用人工乳首を使って飲んだ場合の、口腔細菌の流入について検討しました。

その結果、飲み残し直後の104台(1 mL当たり)の細菌は12時間、24時間保管(4℃)でも維持され、またその細菌構成はStreptococcus, Veillonella, Schaaliaが優勢でした。飲み残し直後と保存後で細菌量、細菌構成ともに類似し、保存による影響はみられなかったことから、一定の期間、冷蔵保存が可能であることが示唆されました。

なお、本研究成果は、2021年6月8日付で、Journal of Oral Biosciences誌に掲載されました。詳細については、Journal of Oral Biosciences, Vol 63, No. 2をご覧下さい。

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