2021年5月25日(火)

検査技術科学分野の大学院生らが、飲み残したペットボトル中の細菌数が著しく増加することを実証しました

検査技術科学分野の大学院生(涌井杏奈さん、佐野拓人さん、河内美帆さん)および佐藤拓一教授らの研究グループは、飲料物(お茶)を直接口を付けて飲んだ場合の、口腔からの口腔細菌の流入について検討しました。

その結果、飲んだ直後では飲み口、飲料物ともに104台の細菌が検出されましたが、24時間後の飲料物では、 細菌数が106台にまで増加しました(飲み口では細菌数の増減はありませんでした)。細菌構成は、飲んだ直後ではStreptococcusSchaaliaGemellaActinomycesCutibacteriumVeillonellaが優勢で、24時間後ではStreptococcusが優勢でした。この傾向は、次世代シーケンサーによるメタゲノム解析でも確かめられました。

なお、本研究成果は、2021年5月21日付で、Dentistry Journal誌に掲載されました。詳細については、Dentistry Journal, Vol. 9, No. 6をご覧下さい。

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