2024年10月1日(火)

大学院博士課程後期1年生のJOSEPH EVANGELISTAさんがエディテージ・グラント2024大賞受賞

 科学コミュニケーションおよびテクノロジー分野で世界的に活動するカクタス・コミュニケーションズは、同社の研究者サポートブランド、エディテージ (https://www.editage.jp/ )によって実施された、日本の若手研究者を支援するエディテージ助成金(Editage Grant)プログラムの受賞者(最優秀賞を含む受賞者5名および、次点受賞者15名の合計20名)を発表しました。Evangelistaさんは、その中で大賞を受賞しました。研究テーマは
「Detection of Schistosoma japonicum presence using environmental DNA technology」(環境DNA技術を用いた日本住血吸虫症の検出)で、研究内容は下記のとおりです。
「フィリピンにおける日本住血吸虫症の撲滅に向けた継続的な努力にもかかわらず、依然としてギャップが存在する。その一つは、危険地域や病気の伝染場所を特定するための高感度な環境モニタリングツールがないことである。このギャップに対処するため、我々は環境DNA(eDNA)技術を応用し、環境中の日本住血吸虫のDNAを検出するシステムを構築した。eDNA、人口統計学的データ、地形学的データを統合することで、包括的で正確なリスクマッピングを作成し、住血吸虫症の伝染地におけるヒトや動物の宿主の曝露を軽減するのに役立てます。」
エディテージ・グラント2024授賞式には国際学会への参加期間中で残念ながら出席できませんでしたが、今後の研究の発展が期待されます。Evangelistaさんはフィリピン共和国からの国費留学生で、母国において問題となっている寄生虫を撲滅するために、熱意をもって研究に携わっています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000006186.html


写真:研究内容についての説明ビデオよりキャプチャ(令和6年7月Mark June Revolteado撮影。)
 

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