大学院への入学をお考えの方に
社会人として、勤務を続けながら学位取得を目指している人も歓迎します。
上記の社会人特別選抜での博士後期課程の場合は、英語の試験も免除されます。(詳細は入試要項をみてね)
また、最近ではオンラインでの講義や演習も多いので、新潟まで来ることなしに指導が受けられます。
現在は、全国から博士課程4人、修士課程2人が学んでいます。
私が指導できることは以下の通りです。
1 「小児患者と家族のためのプレパレーション、教育プログラム開発」
本研究室では、こどもの権利を遵守し、医療に「知って」「参加する」支援を行っています。
インフォームドコンセントの一環でもありますが、医療従事者側が‘与える’だけではない、参加型の支援構築を考えています。
2 「こどもの疾患の考えかた、病気のとらえかた、移行期支援」
→対象のこどもの認識を知ることは、支援の方法や評価を考えることでもあります。
とくに最近は、他者に自分の疾患を開示することへの勇気づけが大事です。
Key Wordsは、こどもの理解、こどもの認識、こどもの行動変化、そして「自己開示」
3 「慢性疾患とともに生きるこどもの生活スキルの向上」
→慢性疾患のお子さんは、早期から自分の疾患を理解し、周囲に自分の要望を伝えられる力が必要となります。
Key Wordsは、レジリエンス、セルフ・アドボカシー、メディア・リテラシー、ヘルスリテラシー、セルフ・マネジメント、プレバレーション
4 「疾患をもつこどもの保護者や看護職、関連職種の理解」
→よりよい環境作りには、こどもを保護し、支援し、自立へと向かう助けとなる周囲の人材が不可欠です。
Key Wordsは、小児に適した療養環境、保護者の認識、小児看護師の理解と実践、付き添い家族 など。
例として、このようなテーマもあります。
・重症心身障害児者施設の実習指導者の学生支援プロセス
・AYA世代小児がん患者の自己開示プロセス
・デジタル教材のコンテンツ開発
・視線解析を使ったセルフモニタリングと教材評価(ベッドサイドの事故防止の研究もあり)
・保護者や看護師のプレパレーションの認識
・プレパレーション支援の評価ツール開発
・保護者の情報リテラシースキルの評価
私の研究テーマの性質上、他領域の学問分野の方と共同研究をする機会が多いです。他分野の方と検討を繰り返すと、看護としての「当たり前」は「当たり前」ではないことに気づかされます。
医学、教育工学、感性工学、教育情報学、発達心理学などの先生方との協力のもと、皆さんの研究を支援いたします。どうぞ気楽に連絡をください。お待ちしています。
2 小児のQOLに関するアプローチ 小児だけでなく、家族を含めたQOL向上のためのアプローチの検討
上記1とも関連しますが、QOLへのアプローチを広く考えています。
大学院生には、単に卒業生や病院に勤務する看護師だけではなく、保健師、養護教諭、もちろん専業主婦など、様々な方を歓迎します。ただし、どのような場合でも、応募の前には面談をして、受け入れ可能かどうか相談に来てください。小児看護学チームで、ゼミ形式で進めていく予定です。
また、もし大学院にすぐに入るのは躊躇する、あるいは学修はしたいけれどもやっていけるか不安、という場合は「研究生」の制度もあります。詳細は、本学学務係までご相談、資料請求をしてください。
学生生活はどのような形になる?
研究室では、２週に1回程度のゼミと個別の研究相談を並行しながら行います。
ゼミは昼夜開講制です。働きながら学ぶ社会人の方は、時間などは相談しながら行います。希望により、オンラインでの実施や土日などに講義を行う場合もあります。(ただし全てのご要望に応えられないかもしれません、ご了承ください)
TA(ティーチングアシスタント)となり、教育活動に携わりながら大学院生活を過ごすことができます。
進学をお考えの方は、保健学研究科募集要項 のページをご覧になったうえで、ご連絡ください。
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研究指導について
卒業論文ゼミ生の受け入れ 主として小児看護全般に関わるテーマで卒論指導を行っています。 以下の項目であれば概ね指導は可能と思います。小児看護師希望の方、大歓迎!!
なお、場合により全国学会の発表支援も行います。翌年は一緒に学会ツアーに行こう!!
テーマは以下です。
1.小児のQOLに関するアプローチ 小児だけでなく、家族を含めたQOL向上のためのアプローチの検討
2.苦痛を伴う処置・検査におけるプリパレーション プリパレーション、ディストラクションの方法論の検討や、処置の家族参加についての検討
3.患児のきょうだい支援など
今までの卒業生はこんなテーマでした。
1. 病棟保育士の医療知識に関する全国調査
2. 新潟県の保育所における食物アレルギー対応と知識獲得に関する研究
3. 入院中の児童・生徒における訪問教育の現状と問題点に関する文献検討
4. 入院児のきょうだいに関する研究―成長した青年期のきょうだいの回想を中心に―
5. 臨床道化師が考える活動への意識と役割 〜看護職者および医療従事者の連携に焦点をあてて〜
6. 小児の医療事故につながる危険因子の視点
7. 看護学生の小児看護場面における視線解析による視線と観察の実態
8. 中学生への薬についての教育・指導に関する中学校教諭の認識
9. 育児期の保護者の基礎的情報活用能力とその関連要因に関する検討
10. 患児へのプレパレーションの関する診療放射線技師の認識―チーム医療における他職種の認識の把握―
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視線解析の様子です。 明るく、楽しく、研究に取り組んでいます。時々はゼミ飲みもあり! |
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