住吉智子について

■看護学、児童学、歯学など異なる分野と視点から「子ども」を学び考え続けてきました。
■学生時代は、小児はもちろん大好きでしたが、最初から小児ではなく、内科や救急も経験したほうがいいのかなと漠然と将来のことを考えていました。でも、配属されたのは「小児病棟」。そのとき、本当に偶然だったようですが、希望配属欄に「小児」と書いたのは、新入職員の中で私だけだったと聞きました。(真偽のほどは確かめられません…今や配属先としては、大人気の小児病棟なのに!?)

そのとき、実習のグループメンバーがみんな「合っているよ!」「絶対、小児がいいと思っていた!」と言ってくれました。自分より、実習での苦労を分かちあったメンバーの方が、適性を見極めてくれていたのかもしれません。(なので学生の皆さん、将来像に迷ったら、教員より実習メンバーに相談してみるといいかもね。)

その後、教員の道に入るまで、小児病棟で、とことん小児看護を経験しました。私にとって、これは人生の宝ものと感じている貴重な時間でした。講義でも、事例を話しながら、いつも子どもたちの顔が浮かんできます。失敗談も数限りなくあるのですが、クリスマス会の出し物を練習したり、一緒に折り紙を折ったり、お母さまの辛い気持ちを泣きたい気持ちをグッと抑えながらお聞きしたり、病室で何もないところから工夫して遊べるようにしたり…。かけがえのない時間を過ごさせてもらったなーと思います。その中で、自分が学生の頃から感じていた疑問を、ずっと引っ張って、今の研究テーマに至ります。病棟で出会ったAちゃんの、「隠さないで。ちゃんと教えてほしいよ。」の言葉、私は今でもあのときのショックと申し訳なさを昨日のことのように感じますし、医療看護の隠蔽体質(笑)に疑問を感じた、あの気持ちを持ち続けていきたいと思っています。


   2016.7.18 病児保育研究大会  新潟県立大学 小池由佳先生とともに。    小児病棟への遊びのボランティアサークル「わかばクラブ」の顧問もしています。
   オープンキャンパスのときの一コマ    2016.11月 スリランカの学生を引率し子育て支援センター「育ちの森」見学をしました。
   2014 Sri Lanka海外研修の1コマ。
現地の子どもたちの運動(Dance)の様子。
   これ、なんだと思いますか?院生さんたちのプレゼントで名前が木彫りの「16GBのUSB」なんです。どこで使えばいいかな(笑)
   バルーンアートです。小児看護学演習で取り入れました。学生たち、白熱してます!    チャイルド・ライフ・スペシャリストの方からディストラクションを学んでいます。

■大学担当科目 
小児看護学・小児生活支援看護論・小児家族看護論・小児看護学演習・小児看護学実習
卒業研究
一部担当するもの
疾病の成因と治療U・チーム医療
■大学院担当科目
博士前期課程:小児看護学特論T・U、小児看護学演習、小児看護学実習、特別研究
博士後期課程:小児・女性看護学特論、小児・女性看護学演習、特定研究
■所属学会 
日本小児看護学会(正会員)
日本小児保健学会(正会員)
日本家族看護学会(正会員)
学校保健学会(正会員)
小児歯科学会(正会員)
新潟歯学会(正会員)
日本看護科学学会(正会員)
教育システム情報学会(正会員)