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研究テーマ

 当事者視点を重視した支援体制をめざす基礎的研究

当事者は抱えている状態とはどのようなものか、可視化することを目ざします。
その検証結果からどのような支援体制が必要か検討したいと考えております。 

現在取り組んでいるテーマ
視覚障害者が捉えている風味(flavor)=『美味しさ』の検証
私たちが日常生活で使う「味」という言葉は、科学物質の反応としての味覚だけではなく、様々な感覚が統合されたいわば知覚体験を意味しています。いわゆる「味」は、舌の上に分布している味覚細胞のみによってだけでなく、実際には味覚以外の数種の感覚(嗅覚・視覚・聴覚・触覚等)を含んだものとして知覚しています。
この複合的な感覚は、「風味(flavor)」と呼ばれる.日常生活で使われる「味」はこの風味を指していることが多く、味覚を他の感覚と切り離して個別に感じ取ることは困難です。また人間がこうした数種の感覚刺激を統合したものとして食品の味を認識しています。本研究では,味覚および「美味しさ」の判断に大きく影響を受ける視覚に障害があった場合、「美味しさ」をどのように判断しているのか、看護理工学の異分野融合の観点から分析検証することを目的としています。
実験場面 画像1(左下)

※本研究は文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(連携型)連携 型共同研究スタートアップ支援制度の助成を受けて行っております。
 同事業の連携機関(新潟大学及び株式会社タケショー)
 代表者   内山美枝子
 共同研究者 小山 諭(新潟大学大学院保健学研究科看護学分野 教授)
       飯島淳彦(新潟大学大学院自然科学研究科電気情報工学専攻 准教授)
       奥田明子(新潟大学大学院保健学研究科検査技術科学分野 助教)
       大沼彩香(株式会社タケショー研究開発部第二課)

 検診・検査時の心身負担を減らすため、『快・心地よさ』を重視した
 看護ケア開発の基礎研究

侵襲のある検査や治療における心身の負担を減らす介入方法として、「快・心地よさ」を取り入れた介入を行います。その介入により治療や検査における心身の負担が少なくなり、検査や治療効果の増大を目指しています。


現在取り組んでいるテーマ
マンモグラフィ時の心身負担に影響する要因
内外斜位撮影(MLO: mediolateral oblique)と頭尾撮影(CC: craniocaudal )の2方向で撮影されます。また,乳房 の圧迫以外にも首のひねりや腕を挙げた状態での固定などポジショニングにより苦痛も加わります。より診断に適し た画像を撮るためには、こうした固定やポジショニングは必要です。しかし、撮影技術などが進歩する一方で,受検者側の身体的・精神的な苦痛については,ほとんど改善がなされていない現状です。
そこで、我々は、受検者の立場から画像の質に影響する因子について検証することを目指し、乳房X線画像検査時の ポジショニングで生じる身体的精神的負担の定量化の基礎的研究に取り組んでいます。これらは、放射線技術科学と看護学の領域における共同研究で行っています。

測定の状況 画像2(左)
映像による視覚刺激と苦痛の関連の検証 実験場面 画像3(左)

※本研究は科学研究費助成事業基盤研究(C)課題番号26463372の助成を受けて行っております。
 代表者 内山美枝子
 研究分担者 李 鎔範 (新潟大学大学院放射線技術科学分野 准教授)

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内山 美枝子 Mieko Uchiyama

〒951-8518
新潟市中央区旭町通2-746
新潟大学大学院保健学研究科
看護学分野 
研究室 E棟2階214号室

E-mail
uchiyama★clg.niigata-u.ac.jp
(★は@に変更してください)


画像1
視覚がない状態での食事をする実験場面


画像2
マンモグラフィポジショニング時の
生体反応を測定している場面


画像3
マンモグラフィ時における映像による視覚刺激と身体負担の関連の検証
実験場面