第3回たばこ対策研究会禁煙サポート実務者研修会

概要

会場の様子

開催日:
2003年11月9日
開催場所:
新潟県医師会館 3階大講堂

当日は、小雪もちらつく、あいにくの天候でしたが、新潟県内で禁煙サポートに携わっている、あるいはこれから関わっていこうとする方々、約100名にお集まりいただき、皆様の熱気で寒さが吹き飛ぶような研修会になりました。

第1部「禁煙支援ことはじめ~楽しむコツ教えます~」

高橋裕子先生

禁煙をすすめていく際の3つの難所<(1)禁煙開始がうまくいかない、(2)再喫煙してしまう、(3)禁煙する気になれない>を柱に、ご講演ただきました。

「目で見せて動機づけする」、「新しい知見を示す」、「依存症についてきちんと話す」など、視覚に訴える海外のCMや、多くのデータを示されながらの具体的なアプローチ法についてのお話しは、明日からでも役に立つ! を目指した研修会にピッタリでした。

さらに、インターネット禁煙マラソンによる「心理的依存への支援」の有効性や、無関心期へのサポートのコツ、禁煙とうつなど、成人の禁煙支援のキーポイントのみならず、未成年の喫煙の現状と禁煙についても、豊富なご経験をもとに、わかりやすくお話しいただきました。

また、当日は禁煙マラソンの事務局をされている三浦様もご来場下さり、「禁煙して良かったと思うことは、いっぱいありすぎる」とご自身の貴重な体験談をご披露いただきました。

第1部は、高橋先生の「禁煙は豊かな人生への入り口であり、人生の再構築」、「子どもに残せる財産」というお言葉が胸に響く、まさにこうすれば禁煙は楽しくなる!! ご講演でした。

第2部総合ディスカッション

第1部終了後の休憩時間に、参加者のみなさまからの疑問・質問(禁煙支援でわからないこと、今困っていること、悩んでいること、高橋先生にお聞きしたいこと、参加者のみなさんに聞いてみたいことなど)を募集しました。高橋先生の「すべてお答えして帰ります」との力強いひと言を受けて、事務局の元へは山のような疑問・質問が集まりました。

高橋先生は、そのお言葉通り、ひとつひとつにご丁寧に、そして立て板に水のごとく、お答え下さり、参加者のみなさまからの「全て吸収して帰るぞ」という気迫をひしひしと感じる総合ディスカッションとなりました。

事務局より

高橋裕子先生、三浦様、悪天候の中、遠く新潟までお出でいただき、ありがとうございました。ご体験談をちりばめたお話しは、とてもわかりやすく、かつ実際的で、あっという間の2時間半でした。事務局といたしましても、これからの新潟の禁煙を担う参加者のみなさまに、明日からの活動に生かせるコツ、ワザ、知識というたくさんのおみやげをお渡しすることができたのではないかと、思っております。これこそ「禁煙支援ことはじめ」という研修会になりました。また、足をお運びいただきました、ご参加者のみなさまにも感謝申し上げますとともに、ぜひお一人でも多くの方々が、禁煙支援に取り組んで下さることを願っております。本当にありがとうございました。