ごあいさつ

喫煙は、肺がん、喉頭がんをはじめとする多くのがん、虚血性心疾患、肺気腫等様々な疾患の危険因子となります。

我が国でも健康日本21(21世紀における国民健康づくり運動)で「たばこ対策」が重点項目として掲げられ、たばこ対策実施のニーズは急速に高まっています。

新潟県でも、病院における禁煙外来、学校における喫煙防止教育(防煙)、市町村における個別健康相談、民間団体による普及啓発活動など対策実施機関が増加しています。しかし、たばこ対策は「防煙」「分煙」「禁煙サポート」と内容も多岐にわたっており、実施機関も多種であることから、個々の活動のみでは十分な効果をあげることは困難です。従って、分野を越えた連携体制が必須です。

このような現状を踏まえ、新潟県のたばこ対策のすそ野を広げるとともに、関連諸分野の交流の場を作るため、本研究会は設立されました。以降、公開市民講座、ウェブ上での情報提供などの活動を行っています。是非みなさんでご活用ください。

新潟大学医学部保健学科 
 関  奈 緒

受動喫煙防止を宣言してくださる施設の募集

新潟県、新潟市では、健康増進法(下記)に基づき、受動喫煙による健康被害のない環境づくりをすすめることをめざして、多数の人が利用する施設で禁煙・分煙に積極的に取り組み、受動喫煙防止を宣言してくださる施設を募集しています。登録施設にはステッカーを交付し、施設名をリンク集で公表致します。

詳しくはこちらからお問合わせ下さい。

健康増進法(平成15年5月施行)

第25条 受動喫煙の防止

「学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。」