現役大学院生インタビュー(看護学分野)

育児や仕事と研究の両立。どうにかできています

 

藍木桂子さん(博士後期課程、宮坂研究室)

 

1.最初に簡単な自己紹介をお願いします。

出身は大阪です。大学に入る前は大手建設会社で働いていましたが、助産師になりたいと考えて新潟大学医学部保健学科に入学しました。卒業後は数年間、助産師として働きました。学部での卒業研究が面白かったですし、学会で発表したりする中で、もっと研究がしたいなと思い、大学院へ進みました。

2.どんな研究をされているんでしょうか?

高齢出産が増えている時代の中で、女性のライフサイクルがどうなってきているのかに関心があり、「高齢出産をした女性とその母親(つまり祖母)との関係」について着目した研究をしています。修士論文の研究では高齢出産をした女性にインタビューを行いましたが、博士の研究では、その母親であるおばあちゃんになった女性へのアンケート調査を行っています。5年間の長期履修で学位取得を計画しており、現在は3年目です。

3.大学院生の「典型的な1日」について、お聞かせ下さい。

子どもがいますので、夜は9時くらいに一緒に寝て、朝5時頃に起きます。その後すぐに自宅で研究を行います。私の研究では、自宅でもできることが多くあり、例えば論文を検索して読み込むようなことができますし、データ分析も自宅でPCを使ってできます。子ども(5歳の女の子)を保育園に送ってから、ふたたび研究に戻ります。夕食の準備をして、子どものお迎えに行きます。
週に3回ほど、9時から市中のクリニックで助産師としてパートタイムで分娩介助、外来業務、カウンセリングなんかをして働いています。院生生活と両立できる仕事を探すのは、自分の場合はあまり苦労しませんでした。

 

4.大学院を修了した後の進路や、将来の夢をお聞かせ下さい。

大学教員などの教育研究機関で、さらに研究を続けたり、学生指導をしたいと思っています。大学教員の求人はよくありますが、母性看護や助産分野の就職先は地方にはあまりないようで、大都市圏に行くしかないかなとも思っています。

5.大学院生をやっていて、「楽しいこと」ってどんなことですか?

文献を読んでいると、同じことを考えている人がいることに気づいたり、論文ごとの共通点や違いに気づいたりと、地道に読んでいると面白いですね。あとは、クリニックにいる時とは違って、ゼミなどで根拠を求めながらの議論ができるのが面白いです。現場ではエビデンスのことを言っていられないことも多いので。年に2回くらいは学会に行って発表も3回ほどできていますが、発表したり人の話を聞いたりするのもすごく刺激になります。国際学会でもポスター形式で発表をしました。

6.お金の面など、大学院生生活の上で、大変なことはありますか?

家庭との両立には、家族の理解が大切ですね。夫は自分とはまったく違う分野で働いているので、「好きなことをやっているな」って思われていますね(笑)。子どもが小さいときは、膝の上で寝かしながら研究のことをしていましたし、ゼミに連れていって脇で授乳させてもらったりもしました。ご迷惑をおかけしましたね(笑)。