TAP-MPペーストの感染歯髄に対する効果を細胞レベルで明らかに(検査技術科学専攻の佐藤教授らがRegenerative Therapy誌に報告)

 歯科の歯髄再生治療で利用されるTAP-MPペースト(三種の抗菌剤:シプロフロキサシン・メトロニダゾール・ミノサイクリン+マクロゴール+プロピレングリコール)の感染歯髄に対する効果は、細胞レベルでは明らかではありませんでした。今回、医歯学総合研究科硬組織形態学分野の大島勇人教授、検査技術科学専攻の佐藤拓一教授らの研究グループは、マウスの感染実験モデルにおいて、免疫染色法(ネスチンおよびKi67抗体)、TUNEL法、定量的リアルタイムPCR法(β-アクチン、ネスチン、NanogおよびCd11c)によってTAP-MPペーストが、①2週間で第三象牙質を形成すること、②1週間で幹細胞、2週間で樹状細胞をそれぞれ活性化することを明らかにし、TAP-MPペーストを覆髄剤として使用することで、感染歯髄の治癒過程が著しく促進される可能性を示唆・提唱しました。なお、本研究成果は、2020年10月29日付で、Regenerative Therapy誌に掲載されました。

詳細については、
 Regenerative Therapy, Volume 15, Pages 216-225, 2020
をご覧下さい。